結婚、恋愛問わず長い時間一緒にいるカップルはだんだん“ときめく心”が失われていきます。
その一方でいつまでも仲むつまじく「男と女」でいる幸せカップルもいます。
両者の違いは一体どこにあるのでしょうか?
結婚している男女の赤裸々なトキメキアンケート調査からひも解いていきます。
今回のアンケート調査は「ゲンナイ製薬」が結婚している男女1000名から回答を得たもの。
20歳~39歳という世代の意見はリアリティがかなりこもってます。
男女の「結婚後の生活と“恋心”についての意識調査」アンケート
1,「パートナーの好きな所」
- 「自然体でいられる」
- 「一緒にいて楽しい」
- 「家庭を大事にしてくれる」
など、夫婦になるにはマストといえる意見です。
やっぱり好き同士で結婚したわけですから、ここは安心・納得の回答。
気になるのは次の質問からです↓
2-1,「パートナーの残念な所」全体上位10位
ここは1位~3位までに真実が入っています。
- 「生活がズボラ(片付けをしない)」
- 「怒りっぽい・感情的」
- 「小言が多い・一言多い」
すべての回答に『意外と』というコトバがつけられます。
結婚し、夫婦として生活をともにするまでわからなかった部分が悪いギャップになって出た回答です。
2-2,「パートナーの残念な所」※トキメキが全くなかった方のTOP10
“トキメキが全くなかった”夫や妻の回答も同じ路線が多いものの、
- 「経済観念がない」
- 「家事ができない、非協力的」
といった意見も目立ちます。
そう感じたパーセンテージがトキメキのあった夫婦の1.5倍~2倍にもなるのは驚きです。
結婚生活の上では「金銭感覚」や「家事の意識」の折り合いをつけ、すり合わせていくことが重要になります。
パートナーにこのあたりの文句を持つ場合、やはりトキメキを感じることは難しいようです。
3,「結婚後に起こったパートナーの残念な変化」
この意見、男女ともに納得する人が多いのではないでしょうか?
- 「恥じらいがなくなった(平気でおならをする、裸でうろつくなど)」
- 「太った」
- 「スキンシップが減少した(手つなぎやハグ、キスなど)」
コレは明らかに冷める原因。
「夫婦として毎日家に一緒にいるから」といってこういうことをやるのか、やらないのかで相手の反応は大きく変わります。
しかも一回こういうことをし始めてしまうと、途中で直すのがやたら恥ずかしくなって直せなくなりますから結婚当初からの努力が重要になってきます。
4-1,「結婚当初から変わらない(続けている)習慣」
こちらは比較的予想どおりの回答。
「一緒の寝室で寝る」などはスキンシップが少なくなりがちな日本人夫婦としては良い習慣と言えます。
さらに、
- 「予定は事前に伝える」
- 「帰りが遅くなるなどの連絡はこまめに入れる」
これらは本当によく喧嘩の原因になることですから、当然ながら大事にしたいところ。
4位以下の回答もできそうなものはなるべく取り入れた方がうまくいきそうです。
4-2,「結婚当初から変わらない(続けている)習慣」※夫婦げんかの全くなかった方のTOP10
ある意味では、今回のアンケート結果を如実に物語るアンケート結果といえます。
グリーンの棒が“喧嘩が頻繁にあった夫婦”、グレーの棒グラフが“喧嘩が全くなかった夫婦”。
結婚生活の最低条件ともいえる1位~3位ももちろん大切にしているのですが、すごいのは“4位以下の気遣い”。
「感謝、労いの言葉を疎かにしない」以降からの全項目、“喧嘩のあった夫婦の実に2倍以上”の方が習慣化していると回答。
地味に地道に、ちょっとした気遣いまで徹底していることが夫婦円満の秘訣と言えるかもしれませんね。
最後のアンケート結果、必見です↓
5-1,「“恋人気分を思い出すようなデート”になると思う、デート・演出プラン」※全体上位10位まで
「最近なんだか恋人時代が懐かしい…」なんていう方は必見の、“夫婦デートテクニック”。
“そんなことするのは恥ずかしい”
と思うからこそ抜群に効果があります。
毎日家に帰ってご飯食べて寝るだけ、そんないつものルーティンから1日で別世界に連れて行ってくれます。
仕事に家庭に忙しいからこそ、たまの記念日にこういうことをすることがいい刺激になることは間違いありません。
実際、恋人同士なら喜んでしているデートプランです。
5-2,「“恋人気分を思い出すようなデート”になると思う、デート・演出プラン」※子供がいない女性も回答
ここは男性に注意してほしいポイント!
どの回答の比率をみても、「子供がいる女性」「子供がいない女性」共に男性より圧倒的に高い数値になっています。
男性はこうしたことにうといですし、結婚すると二人の時間をおざなりにするケースは多くあります。
的はずれなことでご機嫌とるくらいならたまにはこういうデートにでも誘ってみなさい!とはまさに正論。
いざ新鮮なデートをすればやっぱり楽しいですし、この辺りは男性にもっとリードして欲しいところですよね。
後から言うとめんどうくさがる男性が多いので、結婚一年目から「この日は○○しよう」と習慣化してしまうのもスボラな男性にはいいかもしれません。
★大切なのは「慣れの中の刺激」と「変わらない感謝の気持ち」
さて、いかがでしたでしょうか?
普段見かける他のアンケートよりたっぷりの回答で、リアルな意見も多かったように感じました。
「結婚したんだから家にいる時くらいだらしなく過ごしたい」
「いつまでも恋人のように見た目をがんばって、キチッと気遣いできる関係でいたい」
この中間を目標に過ごせるようお互い“少し努力して、少し目をつぶって”というのがいいんじゃないかと思います。
- 男性と女性の違い
- 性格や信条の違い
- 仕事の有無、忙しさ
などなど、非常にたくさんの要因がからみあって“2人のすれ違い”を生んでいきます。
これをストレスに変えずうまくやりくりできている夫婦はいつまでも仲良く、たまには恋人気分で過ごせるのかもしれません。
いつものことにも“ありがとう”と言える関係で末永くいたいものです。
なかなか難しいですが、付き合いはじめて「半年~1年くらいの温度」を保てたら理想ですね。
それには“お互いの努力”がなにより大切!
現実に家族として生活する部分も出てきますから、がんばるしかないところもあります。
“親しき仲にも礼儀あり、傍若無人はご法度”という気持ちを忘れずにいたいものです。
それでもやっぱり根本的な相性はありますから、恋人選び、結婚相手選びは慎重に丁寧に。
それでは~
※記事中で使用したアンケートは「ゲンナイ製薬調べ」によるものです。